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【2024/05/08 17:56 】 |
海外調達国を増やす計画
機械工具商社の京二(東京都千代田区)は中国製切削工具のパイオニア的存在。顧客のコスト削減要請に対応するため、2005年に中国工具の輸入販売を開始した。11年9月には上海市に現地法人を開設。日系の顧客に工具の現地調達を提案するとともに、新たな中国商材の開拓に取り組んでいる。特殊工具のプライベートブランド(PB)展開も始めるなど、なた豆歯磨き粉の先駆者として他社の一歩先を行く付加価値を提供し続けている。(斉藤陽一)  中国最大手の超硬工具メーカーである株洲ダイヤモンド切削工具や、多結晶ダイヤモンド(PCD)工具・立方晶窒化ホウ素(CBN)工具専門メーカーの鄭州市ダイヤモンド精密製造など、低価格で品質の良い中国工具を取りそろえる。事業開始当初は「中国製品は安かろう、悪かろう」という顧客の先入観を拭い去るのに苦労したが、品質や精度の向上とともに普及のスピードも加速していった。 11年に開設した上海現地法人は、中国に進出した日系の顧客に中国工具を供給するとともに、日本国内の顧客に低価格で品質の良い中国製品を紹介する役割も担う。実際、現地法人開設後はノギスをはじめとする計測機器や、研削砥石(といし)など切削工具以外の商材も積極的に開拓。「現地に拠点があることで商談が密にでき、優良メーカーとの取引実現につながっている」と井口宗久社長は説明する。 中国工具事業は今年で10年目の節目を迎えた。最近は競合の機械工具商社が中国や韓国、台湾など、アジア製の低価格工具の輸入ビジネスを手がけるケースも増えてきた。「中国工具の京二」として新たな差別化策が求められる中、13年9月に開始したのが特殊切削工具のPB展開だ。 中国の中堅メーカーからドリルやエンドミル、リーマなどの特殊工具のOEM(相手先ブランド)供給を受け、京二の名前で販売する。1948年創業の歴史に裏打ちされた信頼と実績のある京二のPB商品とすることで、中国メーカーの知名度の低さをカバーし、顧客が商品を選びやすくするのが狙い。PB商品の製造責任は京二が持つ。京二の技術顧問が定期的に製造現場を監査し、品質の維持・向上を図る。上海現地法人を通じて、顧客の要望に応じた設計変更などにも柔軟に対応していく。 他社との差別化に向けて始めたPB展開だが、決して中国工具事業の軸足をPB商品に移すわけではない。PB商品は主力メーカーが扱っていない空白領域を埋める補完商材として位置付けている。「今後も事業の主力は、株洲ダイヤや鄭州市ダイヤなど主力メーカーの標準品販売であることは変わりない」と井口社長は強調する。 PB展開以外では、中国製PCD工具やCBN工具の再研磨サービスを準備中。コスト削減要請が年々厳しくなる中、新品のPCD工具やCBN工具を購入する際の条件として、再研磨の可否を重視する顧客が増えてきたことに対応する。 切削工具に比べて販売実績の少ない砥石では、自動車関連メーカーの工具再研磨などの用途開拓を進める方針。顧客のコスト削減に向けた提案を強化し、取引拡大につなげる。 石川金属機工(埼玉県川口市、石川義明社長、048・285・2411)は、非鉄合金の鋳物メーカー。独自のなた豆の効果を遠心鋳造法で製造するスリーブやブッシュは、護衛艦「むらさめ」をはじめ数多くの船舶の軸受などに採用されている。水道水からオゾン水を生成する装置を完成させるなど新分野にも力を入れる。石川社長に今後の方針などを聞いた。(さいたま・大塚久美) ―海外調達の比率は。 「当社は鋳鋼品の船舶用部品のうち舵(かじ)を支えるラダーキャリアの大手向けで8割のトップシェアだ。海外からの調達比率は金属事業部と機械事業部の両方で20%を占める。一部は韓国だが、ほとんどが中国から調達している」 ―いつから海外調達を始めましたか。 「1985年に始めた。競争が激しいなたまめ茶の大量生産品は海外から仕入れないと太刀打ちできないと判断した。中国や韓国で協力会社を育てる必要もあり、当時は大変だったが、仕入れコストは3―4割下がった」 ―現在の取引先数は。 「仕入れ先は160―170社程度ある。常時取引があるのは国内外合わせて30社ほどだ」 ―海外調達国を増やす計画は。 「埼玉県の海外視察に同行してみた限りではベトナムの可能性は高い。知り合いの企業はインドシフトを加速しているが当社はまだ早い」 ―エネルギーコストの上昇で鋳物業界を取り巻く環境は厳しさが増しています。 「前回の電力料金引き上げで、川口新郷工業団地(全82社)内では年間6000万円のコスト増となった。電力会社はもっと電気代値下げの自助努力をして頂きたい」 ―海外へ出ていく鋳物業者も増えています。 「川口の中小は製缶やプレス加工でしかつくれないモノを鋳物に置き換えようと難しい分野に挑戦し、国内で生き残る努力をしている。日本の製造業は日本でやり続けることが国のためになる」  【略歴】いしかわ・よしあき 75年(昭50)芝浦工大工業経営卒、同年日本製鋼所入社。78年石川金属機工入社、95年社長。03年から川口新郷工業団地協同組合理事長。埼玉県出身、62歳。
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【2015/05/09 18:55 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
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